乱蘭通信184号・思い出すまま   ↑prev next↓

 今年は、、、中国の異変が始まる年?
 昨年、香港の民主化デモが長期化し、いまだに収まる気配なことに加え、台湾の選挙で、中国離れが鮮明となった。共産党の一国二制度は破綻の方向に一歩進んだ。今年は中国国内の異変が起きそうな気配です。
 米中の貿易戦争は主要因ではない。中国経済の減速から、パブルの崩壊へと進みそうだからです。
 
 中国経済はリーマンショックから、地方開発の元に過度の投資をして来た。それが不良債権となり、パブルが崩壊する予兆が出で来た。経済が減速すれば、政府が投資をして企業の破綻を抑えて来たのがこの数年です。しかしその経済浮上が限界に達しつつあるのです。それは新たな負債を抱えることで有り、不良債権を更に膨らますことだからです。
 地方の銀行、国営企業、準国営企業の破綻が抑えることが出なくなりつつあるのです。更に大都市の不動産価格の上昇も共つつあります。不動産は地方政府や国営企業の負債の担保ですので、価格の下落はそのまま不良債権が増大し、企業の破綻につながるのです。
 企業の破綻は、大量の失業者産み、それは社会不安の増大につながるわけです。
 
 昨年のアフリカ豚コレラに続き、今年の新型コロナウィルスは何やら社会が行き詰まったことを象徴しているように僕には思われます。この感染症、豚と人間の違いはあるが二つとも、初期対応のまずさからきています。
 豚コレラはロシアから豚肉を輸入した時点で、十分に予想されたものです。感染の発祥が確認されても「人間に感染しない」の報道で、危険性の認識が軽視された。養豚業者への保証金等ケア不足、危険性の注意喚起不足は、豚肉の密売を誘い、第二第三の発祥を引き起こし、全国に蔓延することになった。豚肉不足は豚肉の高騰を招き、家計を直撃し、社会不安を招いた。
一月十一日、横浜みなとみらい
スーパームーン
 
 今年の新型コロナウイルスも、昨年の十二月初めの患者発生時点で、専門家の調査、情報開示と注意喚起をしていれば、武漢市の一部のみで封鎖可能だったウイルスです。今年に入っても、医者による指摘を警察が「デマを流すなと圧力」「人人と感染はしない」等の隠蔽工作。ウイルスの蔓延は、この一ヶ月半の初期対応の間違いにつきます。後からいくら強力な対策をしても、蔓延阻止は不可能です。共産党体制の持つ制度的欠陥のなにものでもありません。
 
 新型ウイルス拡大の背景
 隠蔽体質の役人や報道機関の他に、格差社会という大きな問題があります。
 中国には全ての国民が入れる健康保険はありません。富裕層、国営企業社員、大手企業社員は保険の適用を受けられるのですが、中間層下層、出稼ぎ労働者には健康保険を持っていません。
 病院で診察受けるためには、まず会計に行き、支払い能力があるかどうかのチックを受けなければなりません。高い診察料は下層の人々には負担が大きすぎ、診察しないことになります。
 感染が拡大しても、病院にゆけない人は、重症になるまで、見捨てられるかとなります。武漢市で死亡率が高いのは、このためです。そして感染した人の実数がなかなか見えてこなかったのもことためです。
 
 中国は社会主義国家ではありません。改革解放は貧富の格差を生み、固定化してしまったのです。共産党は富裕層と特権労働者の政党に成り下がったのです。
 ある部分では世界最先端であるのに、多くのひとは貧しいままなのです。一路一体とか言って世界を指導する資格などありません。アメリカと対峙する国家と意気込んだしわ寄せは、皆見捨てられた下層の人々が負っているのです。
 中国を容認出来ないのは、こういう社会だからです。僕は。

2/10 久しぶりに晴海で仕事があった。早く終わったので築地まで
歩いた。市場がなくなり、場外市場は残っているがなんか寂しい。
 
 日本、韓国の支援対する中国の不思議な反応。                
 面白い話がある。コロナウイルスが蔓延して、マスクや防護服が中国で足らなくなった。日本の民間団体や日本政府はいち早く、応援メッセージと共に、送った。少し遅れて(二、三日程度)、韓国の民間団体や政府も、応援メッセージと共に、送った。しかも日本の倍の量や現金を。
 不思議なのは、その中国側の反応です。日本に対しては、SNSを始め、大手マスコミも感謝のメッセージを伝えた。しかし、韓国に対しては、冷やかなのです。皮肉紛いなSNSもあるのです。
 
 この違いはなぜ起こるのでしょうか。中国人は伝統的に、朝鮮半島人を差別視してきた。それが今回も表に出てきたからでしょうか。SNSにその違いを「ディテールのあるかないかだ。」などの意見もあった。確かに行動が早かったことや、古代の長屋王の漢詩など添え、中国人の知的な心理に沿ったメッセージでした。中国人の返事に「花粉症でマスクが足らない中でなのでうれしい。」と。
 日本人には下心は感じられないが、韓国人には何か下心を感じるからでしょうか。中国を心配する心より、日本人には負けたくない、と言った心情を感じてしまったからでしょうか。実に不思議な中国人の反応です。
 
 色々この関係のニュースを読んでみる。やはり日本人はものと一緒に、心を送った。ということの様です。中国の都市と友好関係結んでいる、市町村多いです。メッセージの文章は様々ですが、そこに心配する心を中国人人は敏感に感じ取った訳です。
え・ちえ 
 「反日種族主義」(李栄薫、他の著作)という本について
 前回取り上げた、本のその後のニュースを時々、インターネットで探して読んでいます。韓国が変わりつつあるということです。本は韓国で十二万部程売れているそうです。1万部売れればヒットという韓国の書籍の売買状況から見て、大ヒットであることは確かです。
 本を購入した人の反応は、賛同する人と反発する人とほぼ半々との事、韓国社会与えた衝撃は大きかったと思われます。
 
 何年か前に出された慰安婦の本「帝国の慰安婦」朴 裕河【著】《パク/ユハ》は、慰安婦の名誉毀損したとして、出版は差し止められています。「反日種族主義」も同じ運命にあるのかと思われていましたが、今のところ、出発差し止めまだ入っていないようです。地方の図書館などでは、閲覧出来ない措置を取っているところもあるようです。
 憲法で「反日」を国是としている韓国です。それを真っ向から否定する著者達の決意は並大抵ではありません。
 
 李氏が韓国人の物質主義を強く批判しています。損害賠償をすぐに要請することなどその一例です。目に見える代価を求めるが故に、さまさまな摩擦を日本以外でも受けているのです。
 新型コロナウイルス騒動で、日本より多く中国に援助しているのに、評価されないのは、こんな所に理由があるかもしれません。コロナ騒動が終わったら、中国人はこの前はこんなに援助したんではないかと、その返済を要求するのではないかと思っているのです。
 
 大切な事は、韓国人が変わりつつあるという事です。国際化するなかで、どうして韓国人だけが低く見られているのか、と言った疑問が起こっているのです。
 事につけ日本との競争に置き換えてしまう事の異常さに気づき始めているのです。国が違い、社会環境が違えば、比較しても無意味なことが多いのに、です。
 長い歴史の中で、他国や他民族を支配したり支配されたりする事は、常に起こり得る事です。そのマイナス面だけにしか目がいかないのは異常です。多角的な見方をしなければ国際化には対応できません。
 
 追伸
 今、若者は原宿ではなく新大久保が注目の的だそうです。韓国で開発された製品やファッション、飲み物、などがいち早く並んでいるからです。彼らには昔からの因縁が無いのです。
 同じことが韓国の若者にも言えます。世代が変わる様に、お互いの国の関係も変わるのです。
 

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