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コ   ケ      

初めは木々の緑と、谷川を渡る風はの爽やかさに、
目を奪われていましたが、慣れるに従い木々の枝に、
緑色したトロロ昆布がたくさんぶら下がっているのに気づきました。
コケです。普通の森より多多く、長いのです。
谷川の作り出す飛沫が、成長を促しているのです。
長いものは30cmにもなり、枝から垂れ下がっています。

日本はコケの文化があります。
庭にコケを這わせ、それを鑑賞すること文化です。
植物学的にはコケという植物は無ありません。通称名です。
植物学的には地衣類と呼ばれ、藻類と菌類の複合体です。
適度な水分があれば、光合成を事ない、何処にでも生息します。

海から地上に進出した最初の植物です。
火山が新たな台地を作ると、最初に進出するのが、苔類です。
何百年もの間に、有機物を堆積して、岩山に土を作り、
初めて他の植物、根のある植物の生育でから環境が出来ます。

富士山の青木ヶ原樹海は、約千年の森です。
しかし、まだまだかよわい若い森なのです。
以前屋久島の山に登ったことがあます。
圧倒的な木々のの種類と大きさ、長く伸びた苔類などと比較すると、
青木ヶ原樹海は、若い青年期の森であることが分かります。

2022.8.12. Mamoru Muto
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