乱蘭通信199号・思い出すまま  ↑prev next↓

 プーチンと民主主義について
 
 旧ソ連の工作員だったプーチンは、ソ連崩壊時期に東ドイツにいた。
 自由を求める市民のデモや社会的混乱に、ソ連の上層部に、軍隊の派遣と秩序の回復を進言した。
彼には自由や民主主義は秩序の崩壊であり、カオスとしか映っていないのです。自由は自分勝手と勘違いしているのでしょう。
 本国に帰っでも、民主主義は混乱を招くもので、意思決定に時間のかかる、何もメリットが無いと、考えは変わらなかったのです。
 
 民主主義は勿論自分勝手ではない。そこには自立した市民の存在しなくては成立しない。自立した市民とは、自由に自分の意見を主張するが、その社会的責任を担う人々のことです。
 自分と違った意見の持ち主には、寛容であること。社会的弱者には優しくあること。自分の主張の社会的影響には責任を取ること。などが自立した市民という事です。
 
 ソ連が崩壊して、制度的には民主化したが、自立した市民が十分育たなかったという事です。プーチンが政権に着くと、秩序の回復を優先した。それで経済は安定し、混乱は収まったが、力を持った市民の育成という事は、プーチンは希薄だったのです。
 権力を手中に収めるに従い、もの言う市民は、彼にとって煙たい存在となった。民主主義派勢力を弾圧する様になったのです。
 
 ロシアは石油、天然ガスを始め多くの天然資源に恵まれて居ます。また農産物も輸出することができます。しかし、それらを基盤に新しい産業を育成する事は、プーチンにとり秩序の破壊と思ったのでしょう、積極的ではなかったのです。周辺国が離反し、ヨーロッパへ近づいて行ったのは、ロシアと一緒にやっても、経済的メリットに乏しいからです。
 そして兄弟国と思って居たウクライナまで離反し始めたので、力でそれを止めようと暴挙に出たのです。
 
 
 民主主義が定着するには時間が必要です。日本の例で説明します。
 明治維新後、自由民権運動が盛んなります。議会政治が起こります。そして大正時代、経済的繁栄をバックに、政党政治が本格化します。しかし、昭和恐慌を境に、軍が力を強め、二度のクーデターで、軍事政権に変わってしまいます。戦争に大敗し、アメリカ式の民主主義が導入され今日に至っています。
 現在のロシアは、軍国化した戦前の日本と重なります。この戦争に負け、プーチン政権が崩壊しなければ、真の意味での民主主義は、ロシアに定着しないと思います。
 
 廊下を走るな!
 7/7、三十度超えていない。例の如く散歩に出た。椰子の木の下、丸太の支えの上に、こんなタイトルのCDが置いてある。落としてたのを拾い、取りに戻るかも知れないと、丸太の上に置いたのでしょう。ふと、このタイトルに昔を思い出してしまった。それも中学生の頃までの。
 
 グループ学習という事で、六人の席を一塊にしていた。僕の隣り席が簗田君という生徒だった。からは知恵遅れで、落ち着きが無い。じっとしていられない。授業中も手足が勝手に動いている。僕の鉛筆箱から、鉛筆やら消しゴムを取り出して、転がしたりしている。授業の半ばぐらいになると手を上げ「先生!トイレ」と必ず言い出す。
 英語の授業の時、廊下を走るなは英語で、「donot ran!」というんだ。と先生が言った。走る人には「ドントラン」と英語で注意してあげると良い。といった。それを聞いた梁田君は、恐らく語感が気に入ったのでしょう、休み時間になると、廊下を行き交う生徒、誰でも、走っていようがいまいが「ドントラン」と言いまくっていた。人から言われることが多い彼は、起死回生言い返せる言葉を見つけたのだった。
 
 
 オオカミの奇跡 ─ 31匹のオオカミが大自然を復活させたお話
 1990年代前半、アメリカのイエローストーン国立公園は悲惨な状況でした。シカが大量繁殖したことで大半の植物が姿を消していたのです。しかし、これはシカが悪いわけではありません。人間に殺されてしまうことが多かったオオカミの個体数が限りなく減少したことで、生態系の調整役がいなくなってしまったためです。
 
 人間はなんとか自分たちの手で自然を戻そうとしましたが、後の祭りでどうすることもできませんでした。そこで、1995年に14匹、1996年に17匹という少ない数ですが、イエローストーン国立公園の希望としてオオカミが放たれました。この31匹のオオカミたちはここから奇跡を起こします。
 
 もちろんオオカミが直接シカを捕食することで、シカの数は減りました。しかし、オオカミがもたらした変化はそれだけに留まりませんでした。天敵が現れたことにより、シカは谷間などの捕まりやすい場所を避けるように行動するようになりました。そして、そういった場所に緑が戻り始めたのですエリアによっては、木々の高さが6年で5倍に伸びるという驚きの成長も見られました。こうして園内に緑が蘇ったのです。すると次は、鳥の生息が始まったのです。植物の再生に合わせて、木の葉や皮などを食物とするビーバーもその個体数を増やし始めました。またビーバーは、木々を使ったダムを作る達人。彼らが作るダムは、カワウソ、マスクラット(ネズミ科の動物)、アヒル、魚類、は虫類、両生類の居住地にもなるのです。
 
 陸の再生も進みました。シカだけでなくコヨーテの捕食者ともなったオオカミ。コヨーテの個体数が減少するとともに、その被食者だったウサギやネズミなどの個体数が増えてきました。そして、これらの動物を捕食していたタカやイタチ、キツネ、アナグマなども姿を現し始めたのです。また、カラスやハゲワシはオオカミの残した死肉を食べ、クマはそれに加えて再生してきた木々のベリーも食べることで個体数を増やしていきました。そして何より驚きなのは、たった31匹のオオカミの出現により地形にも劇的な変化が訪れたということ。復活した森の存在により川辺が安定したことで、川の侵食がなくなりました。また山の谷間では土壌侵食が減り、土地が安定し始めたのです。
 童話などでは悪役として描かれるオオカミは、それとは正反対の、生態系を循環させる「森の守護者」だったのです。
 
 お犬様
 御嶽山は日本オオカミ、お犬様を主神とする神社です。多摩地区で最古です。お犬様信仰は、弥生、縄文時代からあったのです。山はオオカミにより管理されている。古代人は知っていたのです。それ故に、多摩の自然を守る最高神として、日本オオカミを祀ったのです。
 最近、山では鹿やイノシシが増えて、大きな被害を出しています。もはや人間の力では、限界を超えています。アメリカの国立公園を参考して、日本の国立公園や離島などに、日本オオカミと近い種類のオオカミを放つプロジェクトを考えても、面白いですね。
 
 
 中国のバブル崩壊
 中国の経済総生産に占める不動産部門の割合は、三割から四割です。昨年の恒大の破綻から次々と問題が表面化しています。長らく中国経済の成長の牽引役でしが、その後始末の段階に入ったという事です。驚くのは、34億人分の在庫住宅があるというのです。全人口の2.5倍です。借金などは中国政府得意の、強権発動で、どうにか出来るかも知れませんが、作ってしまった膨大なマンションはどうするんでしょう。壊すにしてもお金がかかり過ぎます。幽霊マンションとして全国で放置するのでしょうかね。
 形の上ではバブル崩壊に至っていません。地方政府が住宅価格の下限を決めているからです。暴落すれば、国有、民間不動産会社は破綻しますし、それはすなわち地方政府の財政破綻となります。更にもっと怖いのは、資産として所有している国民が各地で暴動起こすことなります。だから価格を下げられないのです。
 しかしバブル崩壊ではないが、じわじわと中国経済の足を引っ張ることになるのです。破綻しなければ、高金利で苦しめられことになります。巨大な負の財産です。
 
 日本と中国ではそのままストレートに、比較出来ません。中国は土地所有が認められておらず、住宅は、生活の場だけではなく、個人資産としての価値が強いのです。貯金、証券、債券などと同じ扱いになるのです。バブル期には日本でも別荘ブーツがありましたが、ふだんの何割増しという程度でしょう。全人口の2・5倍の住宅となると、基本的な価値観が違った世界の出来事言う事になります。
 
 中国人を救うものはあるのか?
 90年代、不動産バブルが崩壊した日本は、それ以降デフレ経済に陥った。失われた十年とか、二十年とか言われた。しかし経済面ではそうだが、文化面では、日本食やアニメを中心とした、サブカルチャーが、世界を席捲するようになった。経済の影で忘れられていたものです。僕なんかは、これこそ日本が世界に認められた、嬉しい事です。
 さて、中国にはそう言ったものがあるか?経済面ではなく、文化面で世界にアピールするものが。しかし、そう言ったものは思い当たらないのです。
 何処の国でも経済は優勢を極めるが長続きするものではない。低成長の時代に入り。しかしその過程で育まれてきた文化的なものが、新たに注目を浴びるものです。社会主義という統制された社会経済では、それがないのです。人々の自由な発想により、文化は育まれるのですがね、、、、。
 
 もったい国、中国
 共産党中国は、資源を有効に使えない不器用な政権の国です。為政者達が脳みそが古いからです。共産党という概念に縛られているからです。
 中国は他民族国家です。各民族の人々は伝統に敬意を持って生活しています。中央政府が口出しせず、一定の自由を保障していたら、それぞれの民族の人々は、伝統の先に新たなものを作り出しています。伝統を守るだけでは満足出来ないからです。それこそが中国の財産なのてすが。
 例えば、吉田ナギの民族衣装写真などは、世界のファッションの原石です。伝統料理、お祭りなども、新たな文化の宝石です。なのに、チベットやウイグル地区を漢人化したら、何も新たなものが出てこない。百年古い考え方です。彼らは遅れている?バカ言っちゃいけない。私たちが見過ごして、捨ててきた物を守ってきた、尊敬すべき人々です。
 多様性を保障する自由。漢人がのさばらない政治。中央政府のアホ達には理解出来ない、素晴らしい中国なのですかね、、、、。
え ・ ち え 
 怖いのは、ウクライナと台湾はリンクしているのです。
 現在の経済状況を見れば、台湾問題に関わっている余裕などないはずですが、経済を知らない習近平は、台湾進行やりかねないのです。プーチンと同じ側近政治です。反対意見を聞こうとせずに、ゼロコロナ政策強行するのを見ていると、習近平は怖い指導者です。軍をあげてウクライナ戦争を分析しています。いかに台湾を攻略するかと。ロシアの勝ち戦ともなれば、中国軍は動き出します。
 台湾有事なれば沖縄まで戦場です。日本はウクライナのポーランドの役割、後方支援という事になると思いますが、八重山、与那国辺りまでミサイル飛んできます。分かっていてあえてミサイル撃ってきます。ウクライナ戦争と台湾問題はリンクしているのです。
 
 
 カニ坂ロックフェステバル  8月27日〜28日  (別ページの写真ご覧ください)
 三年ぶりの開催です。八月初めてまで、オミクロンの変種の感染拡大によっては、中止なるのではないかと心配していました。やはりイベントを開かないと、日常生活への圧迫感が取れません。
ここのいい所は、芝生の上に寝っ転がりながらコンサートを楽しめることです。もう一つは、大人以上に子供達が飛んだら跳ねたりして遊んでいることです。
コロナ禍から少しずつ元の生活戻りつつありますが、同じにはなりませんね。何かは分かりませんが、何かが変化したようです。
 
 200号記念?
 次号11月号で、34年、200号を迎えます。50号、100号はコンサート開いたりしたのですが、今回はお蕎麦の会予定しているぐらいです。
 有難い事には変わりありません。無理なく続けられるだけ続けるつもりです。
 
 肩肘張らず、無理なく、ありのままに!
これが長続きした理由です。その時その時の余裕に合わせて、やれば良いのだと思います。
こんな新聞を受け取ってくれている皆様に感謝です‼
 

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