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橡の 衣は人皆 事なしと
  言ひし時より 着欲しく思ほゆ        
作者不明


橡の 解き洗ひ衣の あやしくも
  ことに着欲しき この夕ゆふへかも     
作者不明


橡の 衣解き洗ひ 真土山
  本つ人には なほしかずけり        
作者不明
  真土山まつちやまは、奈良県五條市~和歌山県橋本市にある山。


紅は うつろふものぞ 橡の
  なれにし来ぬに なほしかめやも      大伴家持

  真土山まつちやまは、奈良県五條市~和歌山県橋本市にある山。

  橡(つるばみ)は「くぬぎ」の古代名   すべて万葉集



  



・「椚」の字の他に、「橡」「栩」「椢」「椪」「椡」「檪」「櫟」など。いろんな漢字で表現される。
・”国の木”の「国木(くにき)」から「くぬぎ」になったらしい。



  



 実は花の翌年の秋に成熟する。もじゃもじゃの太毛に囲まれていてふつうのドングリとはちょっと雰囲気が違う。
 材は薪炭(しんたん)として利用される。
 樹液はクワガタの好物。



  




く ぬ ぎ  Quercus acutissima Carruth.   [ぶな科]
 山林に多い落葉高木で、普通植林されている。幹は直立してそびえ、枝は多く、葉は繁り、大きなものでは高さ17m。直径60cmぐらいになり、樹皮に深い裂け目があり、新しい枝には軟毛が密生している。葉は互生で、葉柄があり、長楕円形、長楕円状皮針形、あるいは広皮針形で、先端は鋭尖形、基部は鈍形で左右不同、葉のふちには先が針状にとがったきょ歯があり、側脈は明瞭で葉の長さは5~15cm、幅2~4cmぐらい。初めは軟毛が密生しているが、のちにはほとんど平滑となる。葉の形がクリと非常に似ているが、きょ歯の先端に葉緑体がないので区別出来る。 雌雄同株、開花は5月頃。おばなの尾状花穂は新枝の基部から出て、多数の黄褐色の小さな花をつけてたれ下がり、めばなの花穂は新枝の上部の葉腋につき短かくて1~3個のめばながつく。おばなはがく片が深く5裂し、数個のおしべがある。めばなに総包につつまれ3個の花柱がある。堅果は大形でほぼ球形、径2cmぐらい.翌年の秋に成熟して褐色となる。俗にこれをドングリと呼ぶ。殻斗は大形でわん形、線形の長い鱗片が密生している。この木から良質の木炭をつくり、池田炭またはサクラ炭という。
 〔日本名〕クヌギは国木の意味であるという. 古名はツルバミ。〔漢名〕
-牧野植物図鑑-





 今回はクヌギにしました。秋、早めにどんぐりが出来ます。特徴的なもじゃもじゃの額に覆われていますのですぐ分かります。 (ま)

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