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観光立国、ニッポン!


たくさんの外国人が日本に来るようになりました。
それは、日本人一人一人、長い時間をかけた努力の結果!です。
「町が綺麗!」「人々が親切!」などと、何千万の外国人客に言われのは、 日本人として胸を張って誇って良いことです。

しかし、その誉め言葉は外国人の為にやって来たことではありません。
日本人自らが「住みやすい町」を作ろうとして来た結果です。
「住みやすい町」その質の高さを、観光客は誉めているのです。

日本は地方のどんな小さな町や村に行っても、その町や村にしかないものがあります。
半世紀前から始まった「一村一品運動」積み重ねの結果です。
高度成長が陰りを見せてきた時期、1970年代に町おこしは始まった。
生活が豊かになり、心の豊かさを人々が求めるようになったからです。

環境問題の市民運動。国内再発見の国内旅行。
誰でもが世界に旅行するようになったのも大きいです。
視野が広まり、外国との比較から、日本の価値の再発見につながりました。
そして、見捨てられてきた田舎の見直しと新たな魅力の再発見。
「一億総XX」と表現されてきたものからの決別です。

隣町、隣村では、違った物品が名物。ほんの10キロ離れただけで、お勧め品が違う。こんな国、世界中探しても日本しかありませんね。
また、その土地土地の古いものが残っています。
心の拠り所として、古い先祖の作ったものは大切に保存してきたからです。 開国人が喜ぶのは当然の事なのです。

一番大切なことは、観光資源ではなく、土地の人の生活が充実しているかという事です。土地土地の人々の生活実態があり、観光の魅力はその結果です。
2024.8.8. Mamoru Muto
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