乱蘭通信２１１号・詩　8　

　七月下旬、バイデンは大決断をした。選挙からの撤退とハリス副大統領の後継候補の指名です。今まで劣勢を強いられて来た民主党は、すぐにハリス支持で一本化した。世論調査もトランプと五分五分まで上昇した。

　年寄り同士の戦いが一気に若さ年寄りの戦いに一変した。また、女性、非白人系と保守白人の戦いになった。

　アメリカが普通の国家にはなるのは、簡単かも知れない。出来るだけ国際紛争には関わらない、トランプの政策の方が楽でしょう。

　しかし、今の世界はそれは許されない。相互依存なしに自国の繁栄もあり得なくなっている。移民を排除したら、アメリカの底辺の支える人がいなくなり、結果的にアメリカ全体にはマイナスに働く。

　さてさてどうなりますか。十一月のアメリカの大統領戦は、今年の世界の一番の政治的事件です。