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パレスチナ問題

 第二次大戦中、イギリスのチャーチルは、ドイツとの戦争に勝つために、ユダヤ人と、アラブ人に建国を約束し、味方に引き入れた。
 しかし、戦後、イギリスは、ユダヤ人国家は認めたが、アラブ人国家は認めなかった。いわゆる二枚舌外交です。

 世界政治の主導権がイギリスからアメリカに移っても、アラブ人蔑視は継続されてきた。これがこの地域の紛争の元凶なのです。
 テロリストはこの歪んだ世界を是正しようと、ささやかな抵抗しているだけです。大国の戦争に比べたら、テロの武力は、小さなものです。


 この基本的政治背景を無視して議論されるから、百年経っても戦争は無くならないのです。
 この単純な問題の本質が分かれば、解決は簡単には図なのですが、アメリカは、理屈を並べ立て現状変更を拒み続けているのです。

 パレスチナ国家を認め、周りから民政の安定を援助すれば、自然と政治テロは無くなります。
 それが出来ないのは、アメリカという国の、限界、保守性を示しているがパレスチナ問題です。
2024.9.29. Mamoru Muto
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