景気低迷の中国
不動産バブルが崩壊してデフレ不況に陥った中国、僕は悪いことではないと思っています。人々は馬鹿買いから、何事にも節約が先行するようになった。広い視野で「豊かさとは何か?」「幸福とは何か」と考えた時、悲観せる必要は全くないと思っています。
半世紀の前に経済不況といえば、下層の人々に餓死者出ていたのです。今は不景気と言っても、そんな人はいません。半世紀の間に、これだけ豊かになったのです。節約旅行でも、十月の連休には、大量の人々が旅行できる時代になったのです。経済的、物質的豊かさの後には、心豊かさがテーマになります。
家族や友達と、行きたい場所にゆく。美味しいものを食べる。映画やSNSで楽しいものを観る。と社会は豊かになったのです。それを楽しめばいいのです。
資本主義であろうが社会主義であろうが、基本的な事は変わりません。ささやかであっても、豊かさを心で受け止めること。中国はそこからの再出発すればいいのです。
2024.10.9. Mamoru Muto
追伸
日本のバブル崩壊と長いデフレ期との違いは、大衆文化の充実でしょうかね。日本食やアニメが世界を席巻し、日本人は経済的には低迷しましたが、文化的には落ち込まずに済みました。
さて中国にそんなものがありますかね?中国料理はもう世界に流通しています。そこにバラィテーさを加えたりするのは、これからの中国人の課題でしょう。
しかし、文化統制している中国共産党は大きなガンですね。心豊かさを求める中国庶民の欲求は、歴史的必然のものです。恐らく庶民軽視の共産党は崩壊する方向で、歴史は動くでしょう。