金 木 犀
「金木犀」と言われても、
すぐに頭に浮かばなかった。
それ程馴染みが薄かったのです。
しかし、
たくさんの俳句にも読まれているので、
季節の花のコーナーに取り上げることにした。
初めは探してもなかなか見つからなかったが、
十月半ば辺りから、時々見かけるようになった。
そして、更に日が経つにつれ、
あるはあるは、そこらじゅうに、
極め付けは、隣の借家にも植えてあったことです。
正に灯台下暗しです。
毎日、街を歩いていて、
町にあるものは、大方知っているなのですが、
そんな思い込みは間違いもとです。
ちょっと視点を変えたら、
知らないものがまだまだたくさんあるのが真実。
と、金木犀の花は教えてくれました。
2024.11.9. Mamoru Muto