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前方後円墳

 巨大な墓がたくさん残っています。特に前方後円墳は大きさが際立っています。
 古墳時代の大王が、自分の力のを示す為に、巨大な古墳作った。というのが、今までの定説でした。
しかし、新たな見方が生まれつつあります。

 エジプトのピラミッドが、庶民の奴隷労働によってなされた。というのが旧来の見方でしたが、農閑期の農民の生活安定のため、公共の工事を提供していた。と、ピラミット建設の理由は現在、改められています。

 日本の巨大古墳も同様です。
 大切なのは古墳の周りの溜池です。この溜池を、古墳の周りに広がる水田の水源として、使っていたというのが、新たな古墳設営の理由です。
 勿論、大王の権威を示すことをもありますが、農業施設として存在したというのが新たな解釈です。
 それ故に、農民は、積極的に建設に参加したしまし、古墳のメンテランスを積極的に農民がやっていた。平安時代まで、草刈りや木の伐採なと、古墳の維持管理をです。
 武士の時代になると古墳の維持管理はすたれます。それは、農地の管理の仕方が変わってしまったからでしょう。

 古代史は面白い。10年経つと認識や解釈が変わります。

2024.12.23. Mamoru Muto
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