乱蘭通信２１３号・新年の挨拶　

　へびは豊穣の神様です。皮の蛇行に重ねて、川の神、水の神になりました。そして秋の実りの神様になったのです。また、時に洪水を起こす荒ぶる神として恐れられたのです。

　八岐大蛇伝説は、スサノウを信仰する人々が出雲の山手に入植して、鉄の工具を使い、朝鮮半島の土木技術で、水路を作り、水田や畑を高台に開き、洪水の被害を少なくしたという、歴史を表しているのでしょう。

　豊穣の神様という初源に戻り、心豊かな一年にしましょう。