乱蘭通信216号・思い出すまま
↑prev
next↓
トランプ
高関税については、まだ結果が出ていないので、色々言うのはまだ早い。少なくとも、二年三年と時間をかけ、議会で議論して決める問題です。大統領令は憲法違反です。いきなり高関税をかけたら、様々な問題が噴出するは当たり前です。
連邦地裁で高関税は憲法違反とでた。連邦最高裁は保守派の判事が多数。トランプは保守派の判事の判断に期待しているのですが、どうなりますか。
ウクライナ戦争では、全く役立たずのピエロですね。彼は独裁者プーチンに憧れているのです。アメリカとロシアは文化も歴史も違う。ロシアの様な独裁者には、アメリカ大統領としてはなれない。
ロシアはソ連時代のスターリン礼賛が始まった。ウクライナだけの戦争から対ヨーロッパ戦争への用意です。アメリカのピエロ大統領はどう判断するか。ですね。
そしてパレスチナ戦争では、ネタニヤルと同列です。戦争犯罪者の片棒担いでいます。
面白い話がある。
アメリカでは、日本の小型車が人気で、軽自動車、特にトラックが、農地で走り回っている。
それに反して、日本ではアメリカ車は人気がない。日本の駐車場の規格に合わないのです。止める事はできるが、ギリギリなのです。
これも関税のせいにしているのがトランプです。要は、アメリカ企業の怠慢です。日本に車売りたければ、小型化すれば良いだけです。
トランプの高関税政策は、細かい問題を置き去りにしているわけです。いくら関税かけても問題の本質が解消しなければ、貿易赤字は解消しません。
5/20 昭島駅近くにある昭和飛行場の看板。国立昭和公園が
元立川飛行場、その関連でここに大工場があった。
ウクライナ戦争
トランプは独裁者プーチンに憧れて、ロシアに対して甘い幻想を抱く、平和調停に失敗したのです。プーチンの権力構造まで理解していなかったのです。
チェチェン紛争から、戦争する度に、独裁色を深めていったのがプーチンです。対ウクライナ戦争に至って、戦争なしには権力を維持出来ない様に、なってしまったのです。底をトランプは理解できなかったのです。プーチンはトランプの言う停戦に興味あるふりをするだけだったのです。
この三年の間に、大きな選択の時期がありました。例えばキーウ攻略失敗した時期、ウクライナから手を引く決断をしていれば、こうならなかった。しかし、プーチンの戦争の目的は、反ナチズムから、大ロシア主義、そして今はスターリンの復活と、妄想が拡大していったのです。戦争し続けることで、ロシア国民を纏めることができなくなっているのです。そして、ウクライナの次は他の国、更に別の国を侵略する幻想へとかく出し続けているのです。
トランプの言う、占領領土の獲得と平和条約締結では、ロシア国内を纏めることができなくなってしまったのです。厳しい国内情勢を纏めるには、強い力による国民の支配です。停戦により国民支配の力が緩んだら、百万人の死傷者のそんざい。過酷な前線の実情が明るみに出て、権力が揺らぐのです。戦い続けるしかないのが、プーチンロシアです。
もはやプーチンを潰すしか、この戦争を止めることは出来ません。トランプは目を覚まして、ロシアへの経済制裁を徹底すべきなのです。アメリカ議会は超党派でロシア制裁の法案の審議を始めました。トランプもこれに逆らうことはできませんね。
6/6 松戸市のマンホール「矢切の渡し」
米高騰 その一
やっと不正の構造が見えて来ました。JAという巨大組織、そこに付随する、米問屋、流通業者、それを側面から補強する自民党の農林族議員。米の流通過程で、それぞれがしっかりと利益を上げているいるわけで、それが累積し高騰したという流通構造の問題です。
問題はこれからです。備蓄米を安く売った所で、一時的で、この利益構造を壊すことはできない。備蓄米がなくなれば、また元の高値に戻ってしまい。そーて、小泉さん、この腐れ切った構造壊すことができるかどうか。改善出るかどうかです。
考えられるのは、輸入米ですね。関税を低くして、しかも大量に輸入する。米の高値に再度から圧力をかけることですね。
米価、透明性を高める必要があります。各段階の米の値段をインターネットで調べられる様にすべきです。何処でぼろ儲けしているか分か、国民の許す範囲の利益というとこに落ち着かせる必要があります。
減反政策から始まる自民党の失政です。農政改革派と農林族議員の死闘ですね。改革は容易ではありません。自民党を潰すつもりでかからなければ、改革は出来なすでしょう。小泉さん頑張って下さい。
6/12 五日市のバス停ベンチ 丸太作り
米高騰 その二
これ一昔前なら、一揆や打ち壊しです。今は、米食べなくても、うどん、そぼ、パン、パスタ類食べるものが豊富に有るので、他のもの食べることが出来ますが、戦前だと選択肢が少なく、それが出来なかった。実は、元々は日本人はそんなに米を食べてこなかった。お祭りには白いコメ食べていたけど、普通は、玄米、粟、ヒエと野菜を入れた、雑炊が、一般的だったのです。連作障害の問題があり、毎日お米食べるだけの量の収穫はなかったのです。白い米食べることは、豊かさのステータスだったのです。
昭和初期の米騒動は、少し豊かになり、麦飯なら毎日食べられる様になったのですが、そこに大冷害で米不足。粟、ヒエ、ムギの代替品食べなくなった状態での米の不足、米の高騰だったのです。ぼろ儲けしていると思われ、米屋が狙われ、打ち壊しになったのです。
やっぱり米不足
農水省の作況指数は、お米のフルイの目が小さいのを三十年使っていた。お米の選別はもっと粗いフルイを使うのが、今の常識なっているのです。それだけで一割二割、生産量が増えのです。この一割二割の予想収穫量が、米不足のげんいんです。農水省は例年並みに収穫量があったと言っているのですが、巷の基準では一割二割足らない訳です。それが積み重ねられ米不足が慢性化して、高騰を招いていたのです。
備蓄米でも、輸入米でも、足らない量を補填していたら、こんなに高騰しなかったのです。基本が狂っている訳では、当然の結果です。
勝負はこれから
七月がは出てくる新米をいかに低価格で販売できるかです。従来の農業や問屋は意味で高値たったので、新米も高値にしたい。というのがJA、大口問屋、そして族議員の思惑でしょう。備蓄米は底をつきましたので、輸入米を活用するしかありません。大量の輸入米を確保して、新米値を下げの圧力にするほかありません。
コンビニや大手スパーに五キロ二千円程度の米が常時並べば、銘柄新米も安く誘導されるでしょう。自民党の族議員と改革派のバトルです。
え・ちえ
黒潮の大蛇行の正常化
黒潮の大蛇行が収りつつあるそうです。今年の四月からその兆候が見られるとのことです。七年九月に及ぶ長い蛇行の終焉です。しかし、まだ気象庁も海上保安庁も、慎重で、しっかり収まったとはなかなか言いません。
夏を象徴する太平洋高気圧が、寒冷水域のため育ちにくかったり、異常気象の原因になってきました。また海では、季節の魚が取れなかったり、逆に取れないはずの魚が取れたり、異常が続いて来たのです。
現在の米高も、気象変動の影響が、コメ不足の原因になっています。蛇行が正常化すれば、新米の収穫量が安定すれば、秋には米高騒動も沈静化するかもしれません。そう願いたいものです。
春になり、野菜の値段が落ち着い出来たので、ほっとしている。雨が多い春の天候に、春野菜が順調に生育したからです。しかし、喜んでばかりもいられない。一方が良ければ他方は危うい。天候が悪く、さくらんぼは大不作だそうです。
乱蘭通信216号・思い出すまま
↑prev
next↓