快 楽 原 理
猫や犬は、嫌なことはしません。嫌でも頑張るのは、人間だけです。
「楽しいからやる」は生物の生存本能から出てくる、欲望であり、感情です。
AIやロボットにない事です。彼らは人間の大脳皮質の代行をしているだけで、自らの生存や子孫の為にやっている訳ではありません。
人間は、社会的動物です。相互扶助により、他の動物より優位に立つことに成功し、地球全体を支配するまでになりました。大脳皮質は、社会の拡大とともに発達してきたのです。
まず相互の意思疎通のために「言語を作り」共同作業を円滑にしました。それは社会的ルールの確立、精神領域の充実のために宗教を想像しました。村から国へ、国から巨大国家へと拡大してきました。
それらは、本来人間を救う為のものですが、逆に人間にストレス与えるものに変化したりしているのが現状です。戦争、労働、家族生活などもストレスを担う向うに、より大きな幸福が約束しているので、やっているだけです。
ストレスだけではやってゆけません。必ず長続きするものは、そこにささやかな楽しみが潜んでいるものです。
楽しみを持つ、楽しみを感じる。それこそ、人間が生きてゆく為に、本質的に必要な事です。
2025.10.20. Mamoru Muto