乱蘭通信２１８号・詩　トランプ　３　

　アメリカ人らしいといえば、そうなのだが、彼のやっている事を見ると、時代遅れの道化師しか見えない。
　就任早々、ジュール石油を掘りまくれと言ってみたり、ゴルフ場から見える、風力発電が不愉快と言ってみたり、時代を半世紀逆戻りした発想です。
　彼を支えているのは、同じく古い考えの持った人々！彼等は自分達の考えにそぐわない情報を覗こうともしない。信じることしか考えない宗教団体なのです。

　九月に国連で演説しましたが、イギリスのガーデン誌は、世界の指導者には相応しくない、アメリカを貶めている人と、批判しました。

　自由の国アメリカは、自分達の意見しか認めない集団の寄せ集めでもあるのです。自分勝手の集団の寄せ集めなのです。SNSも同じ意見の情報しか見ないのです。一人一人は隔絶しているのです。
　政治は天才秀才の世界ではありません。愚民の集合体です。時に、アメリカも愚民政治が支配するのも、仕方ないのかも知れません。

　僕らはトランプの演じる道化芝居を、被害受けない程度距離を持って、楽しむしかないようですね。