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9月の庭劇場
「 雨 乞 い 」
9月27日(土)~28日(日)
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ひとつの月のみを切りとって、それが何年何月何日の月か、明治か江戸かはたまた平安時代なのか、問われてもわからない。しかし、時事や事件はその一端を示せば、どの時代の何年何月何日、場合によっては時刻も特定できるだろう。
わたしが庭で扱っているのはこの前述の月です。そが身体を貫く棒のごとき月の感触です。それがなんであるか、何の大義か、意義か、思想かは示せない。端的な感触で謂えば、言葉で示せる事象ではないと思ってやっている。
いま、何者かに貫ぬかれた。いま、大きな手につかまれた。そういった感触のあいたいの雲を、身体は懸命に貯めている。さらに、この貯蔵庫はわたし側にではなく、天の側にあると知覚している。何故か、それは、時にわたしのからだが鍵の貌になって天にむき、まさしに雨乞すべきぞ、と誘われるからです。
首くくり栲象
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